膵臓がん vol. 3
がんになることで、健康だった体にさまざまな異変が発生します。もちろん、膵臓がんにもいくつかの症状があります。
この体からのサインをできるだけ早く発見することで、がんを早期発見し、よりよい治療に導くこともできるかもしれません。
膵臓がんのさまざまな症状と、早期発見のための注意点を記録したいと思います。
■ 膵臓がんの症状
膵臓がんになると、どのような症状になるのでしょうか。
他の病気と明らかに違う症状がでれば、膵臓がんであることを早期発見することが可能なはずです。
しかし残念ながら、膵臓がんには他の病気とあきらかに違う特有の症状が無いようです。膵臓が肝臓と同じように「沈黙の臓器」と呼ばれている理由は、病気の症状が分かりにくいことが由縁となっています。
そのため、いざ症状が出てしまってからだと、かなり進行した膵臓がんであるケースが多いのが現状です。
膵臓がんには、次のような症状が発生します。
・むねやけ
・胃の痛み、もたれ感
・みぞおち辺りの痛み
・腰痛、背中の痛み
・食欲不振
・体重の減少
・黄疸(おうだん / 肌の色が黄色くなること)
これらの症状は、他の病気でも普通に出てくる症状です。
実際、内科医に食欲不振やみぞおちの痛みなどを訴えても、胃薬などを処方する医者が非常に多いようです。
今まで腰痛などがまったくなかったのに背中が痛くなったり、どんなにダイエットをしても体重が減らなかったのにいきなり体重が減ったりした場合は、膵臓の働きに異常があるのでは? と少し疑ったほうがよいかもしれません。
■ 早期発見をするには?
健康診断を受けているから大丈夫かというと、そんなことはありません。
一般的な健康診断では、膵臓がんを発見することがなかなかできないようです。
膵臓は、胃の裏側にある臓器であるため、胃のレントゲンや胃カメラの検査をしても、膵臓の異常を発見することができません。
また前述のように、医師に症状を訴えても正しい診断が出来ない医師もいるため、致命的な症状が発生したときにはすでに手遅れ、ということも多いようです。
残念ながら、専門の医師に診察してもらえるかどうか、という「運」も早期発見の要素に含まれてしまっているようです。
なんだか、悲しい現実ですね‥‥。
医師の指示通り薬を飲んでいるのにまったく改善されない、といった場合は、他の医師(病院)の診察を受けることも検討しましょう(「セカンドオピニオン」といいますが、これについてはまた次の機会に)。
人間ドックでの検診で、CT検査や超音波検査などを受けることがよいとされています。
一定の年齢になったら、定期的に人間ドックを受けたほうがよいみたいでですね。
【参考】
■ おなかの健康ドットコム : がん検診(消化器)
※ご注意
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医学的に 100% 正確な内容が保証できません。
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