チプルママ vol. 20
とりあえず、チプルママの病気に関することは昨日で一区切り。
もちろん、気持ちの整理なんてついていません。
母親の病死を目の当たりにしてしまうことのショックは、言葉では言い表せませんから。
あんなにがんばったのに、なぜ助けられなかったか。
これからってときに、なぜすい臓がんになってしまったのか。
なぜ、チプルママだったのか。。。
でもこの日記にチプルママのことを書いた理由は、同じすい臓がんと闘っている人とその家族に向けて、少しでも役立つ情報を発信したかったから。そして、チプルママの生きていた証を少しでも残したかったから。
この二つの目的は、ある程度達成できたかな、と思います。
これから、仏壇を作ったりお墓を作ったり、そしてチプルなりの気持ちの整理をつけないといけません。
たまに愚痴ってしまうかもしれませんが、気持ちの整理の葛藤は自分の中だけにしまっておきます。この日記に綴るのは本位ではないので、できるだけ避けようと思いました。
そのかわり、仏壇やお墓を作るにあたってのことは、色々書いていくかもしれません。
最後に、今回の出来事で感じた、今の感想を書いて締めくくります。
親の死は、子供に対する体を張った最後の教育なのだと感じました。
だからチプルママの死で、たくさんのことを学び反省しました。
反省は、次に生かさなくてはなりません。
チプルがもっとすい臓がんについて知っていれば、もっと早い段階で発見できていれば、チプルママは‥‥。
なのでできるだけ、がんにならない予防について勉強します。
なってしまったときは、どのような対処が必要なのか、早期発見するためにはどのような知識が必要なのか、情報を集めたいと思います。
本当に、無知は罪です。
そして、チプルママより長生きします。
彼女の見られなかった世界をこの目で見つめて、墓前でお話しようと思います。
今よりも、チプルママよりもハッピーになって、チプルママの子どもで良かったと、もっと思えるようになりたいと思います。
今、出せる答えは、これで精いっぱいかな。