phpMyAdmin
ドジっ娘チプルの先日のミスですが、なんとか自力で解決いたしました。
今回は、phpMyAdmin の機能にとっても助けられました。よかったです。
よい機会なので、今回は phpMyAdmin の導入から、どこを修正して解決したか、記録しておきたいと思います。
まずは、phpMyAdmin を導入しなければなりません。
このツールは、本来 SQL 文を手入力してデータベースへアクセスしなければならないところを、ブラウザの GUI(Graphic User Interface / 見た目がかっこいいってことですね)で データベースの MySQL サーバーにアクセスして、中のデータを直接編集できるツールです。
phpMyAdmin を使うと、例えば、一般的な Blog で問題になっているスパムコメントを一気に削除したり、文字コードが違っていたために Trackback の文字化けが発生したときの修正などが行えるようです(やったことありませんけど)。
導入手順は、以下のとおりです。
1 phpMyAdmin をダウンロードします。
▼phpMyAdmin ページ
http://www.phpmyadmin.net/home_page/
※version 2.5.6 の [zip] をクリック(2004年 5月 現在)します。
次のページでダウンロード先を選択して「1974kb」をクリックです。
2 ダウンロードしたファイル「phpMyAdmin-2.5.6.zip」を解凍します。
解凍すると「phpMyAdmin-2.5.6」フォルダができます。
3 フォルダ内の「config.inc.php」というファイルをエディタで開きます。
4 次の行を編集します。
■39行目
phpMyAdmin のアクセス予定のアドレスを記入
例)$cfg['PmaAbsoluteUri'] = 'http://chiple.smile.tc/phpMyAdmin/';
■69行目
MySQL が設置されているサーバーのホスト名を記入
例)$cfg['Servers'][$i]['host'] = 'mysql.rocket3.net';
■83行目
MySQL のデータベースにアクセスするためのユーザー名を記入
例)$cfg['Servers'][$i]['user'] = 'chiple';
■84行目
MySQL のデータベースにアクセスするためのパスワードを記入
例)$cfg['Servers'][$i]['password'] = 'ここにパスワード';
■373行目
「ja」へ変更
例)$cfg['DefaultLang'] = 'en-iso-8859-1';
↓
$cfg['DefaultLang'] = 'ja';
以上で保存します。
5 FTP ソフトでサーバーへアクセスします。
手順「4」のアクセスアドレスに該当する場所を開きます。
「phpMyAdmin-2.5.6」フォルダ以下のすべてのファイルを
アップロードします。
6 ブラウザで設定したアドレスにアクセスし、動作を確認します。
例)http://chiple.smile.tc/phpMyAdmin/
7 「phpMyAdmin 2.5.6へようこそ」と表示され、
エラーが出ていなければ大成功です。
※なぜか、Mac Safari ではアクセスできませんでした‥‥。
Mac の IE や Windows なら問題ないようです。
8 「mt_permission」テーブルにアクセスします。
「表示」タブをクリックします。
「permission_role_mask」を「2046」に変更します。
これで「ウェブログの投稿者を追加、編集」メニューがでてきました。この「2046」の四桁の数字の組み合わせで、色々な部分のアクセス権を設定することができるようです。
【参考 その1】
MovableType の文字コードを「UTF-8」で設定されている場合、phpMyAdmin も文字コードを合わせないと、データの内容が文字化けしてしまいます。その場合は、以下のサイト様を参考に「UTF-8」化できます。それぞれ違う方法なので、どちらか、問題のない方法をお試しください。
ちなみにチプルは、後者の方法がうまくいきました。
■ 【spareluv's savablog : phpMyAdmin UTF-8】spareluv さん
■ 【キョーミ本位☆ : UTF-8で phpMyAdmin】yu さん
spareluv さん、yu さん、ステキな情報をありがとうございます。
【参考 その2】
Rocket 3 をご利用の方は、以下の設定でうまく動作できますよ。
サブサーバーツールボックスで設定が可能な「MYSQL」の「MYSQL データベース作成/削除」で設定した「ホスト名」「ユーザ名」「パスワード」をそれぞれ以下の部分に設定します。
■69行目 : ホスト名
例)$cfg['Servers'][$i]['host'] = 'mysql.rocket3.net';
■83行目 : ユーザ名
例)$cfg['Servers'][$i]['user'] = 'ユーザ名';
■84行目 : パスワード
例)$cfg['Servers'][$i]['password'] = 'ここにパスワード';
【!注意!】
phpMyAdmin は、アドレスが分かると誰でもアクセスできてしまうようです。
「config.inc.php」でセキュリティの設定が可能なようですが、チプルはうまくできませんでした。以下の方法などで、セキュリティに気をつけたほうがよいと思います。
■phpMyAdmin を使用しないときは、「config.inc.php」のユーザー名や
パスワードを削除してアクセスできないようにする。
■「phpMyAdmin」なんて簡単なディレクトリ名じゃなくて、
もっと複雑なディレクトリ名にする。
■確認が終わったら、「phpMyAdmin」をさっさと削除する。
■UNIX 系 OS なら「.htaccess」で「phpMyAdmin」のディレクトリに
アクセス権の設定をする