膵臓がん 番外編
日本テレビ系列で「ラストプレゼント」というテレビドラマが始まりました。
余命三ヶ月と宣告されたひとりの女性が、自分の子供や離婚した夫、現在の恋人、勤め先の人たちとの触れ合いで、どのような生き方を選ぶのか‥‥、といったお話のようです。
たまたま一回目を見たのですが、余命三ヶ月の原因というのが「膵臓がん」。劇中の医師の話では、「膵臓に腫瘍が見つかった」「リンパへの転移もある」「腫瘍マーカーの数値からみて、他の臓器への転移の可能性もある」「そのため手術は出来ない」という感じ。
他の臓器への転移、余命三ヶ月という状況から、ステージは「IV期」といったところでしょうか。かなり進行しているので、手術もできず余命三ヶ月というのも、概ね正しい描写みたいですね。
ストーリーの核は、「余命少ない主人公がどのような人生を歩んで最期を迎えるのか」というところだと思うので、膵臓がんに関する詳細な治療やその後の検査などの描写は、当然ながらありませんでした。今後もたぶん無さそうな雰囲気。
「白い巨塔」でも、末期の膵臓がんの患者さんが、通常の治療を受けられず病院を去っていく、といった描写があったかと思います。
あと何年(何十年?)かして「膵臓がんですね、それじゃこの薬を処方しておくので、また来週来てください。十日もすれば良くなりますよ。」という時代が来ることを願っております。
そして、テレビドラマから前述のような描写が無くなれば、言うことありません。
【参考】
■ 日本テレビ : ラストプレゼント
■ フジテレビ : 白い巨塔